Excelで法定帳簿作ってみました(労働者名簿編)②

さて、前回労働者名簿を一覧表という形で作ってみましたが、公的機関に提出するために特定の従業員の労働者名簿を提出しなければいけないことも多々あります。


そんなとき、提出しなくていい労働者の情報まで提示したくない、なんて思いませんか?


なので、前回作ったExcelbookに個人別の労働者名簿をプラスしましょう。


新規シートにひな形を作ります。

厚生労働省のひな形は縦書きですが、横書きにしたのは個人的な好みです(^o^)

で、No.の部分に数字を入れるとほかの部分に、一覧表のデータが反映されるように数式を入力します。

<セルC4に入力する数式>

利用できる数式はいろいろあるんですが、一番なじみのある「vlookup」を使います。

vlookup(検索値,検索する範囲,列番号,検索方法)

と入力するのですが、今回の場合は

検索値・・・No.(セルC2)

検索する範囲・・・一覧(一覧シートのB3~N19)

列番号・・・反映したいデータが入力されている列が、No.から数えて何番目の列かです。No.から数えると社員CDは2番目なので「2」と入力します

検索方法・・・今回の場合は「false」※falseをよく使います。というかほぼfalseです(^^;)

なので「=vlookup($C$2,一覧!$B$3:$N$18,2,false)」となります。

・・・気づかれた方、いらっしゃるでしょうか?

C2とかB3とかN18におまけがついています。これは絶対参照といって、セルの計算式を別のセルにコピペしたときに勝手に変更されてしまうセルの値を変更されないようにする技?です。

今回、検索値と検索する範囲は絶対に変更されないので絶対参照としました。


ここまでくれば、あとは他のセルにコピペしてしまいます。

列番号が「2」となっていますのですべて社員CDが反映されています。

それぞれのセルの列番号を正しい列番号に変更してしまえば終了です。

※例えばセルC7の列番号には「5」を入力します。

あら?矢印の部分、0と表示されていてかっこ悪いです(>_<)

こんなときは

ファイル→オプション→詳細設定→ゼロ値のセルにゼロを表示するのチェックを外します

かっこ悪いゼロが消えます!

これで完成ですm(_ _)m

No.(C2)の部分を表示したい従業員さんの番号にすれば自動でデータが反映されます。


これで労働者名簿編、終了です。

vlookup って便利じゃないですか???是非いろいろな場面で使ってみてください(^o^)



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