Excelで法定帳簿作ってみました(出勤簿編)①
出勤簿に記載しなければいけない項目・・・労働時間を適切に把握できるもの。
後にこの出勤簿を元に賃金計算をすると考えると
出勤時刻、退勤時刻、休憩時間、時間外労働時間数、深夜労働時間数、休日労働時間数
くらいでしょうか。
あとは勤怠に関する行を1行(所定休日、法定休日、有給、欠勤など)いれておくと便利です。
せっかくなので以前作った労働者名簿を参照して・・・
①セルC3には VLOOKUP(C2,一覧!$C$3:$D$18,2,FALSE)
これで、社員CDを入力すると自動社員名が入ります。
②セルB6にはその月の最初の日を入力。今回は末締めなので7/1と入力していますが
20日締めなら6/21などその会社の締日により入力する日付を決めます。
③セルC6には TEXT(C6,"aaa") と入力します。TEXTは表示形式に応じた文字列を返してくれる数式です。正直、曜日を自動で返してくれる時くらいしか使っていません(^^;)
セルC6 の 曜日("aaa") を返すという式になります。
あとは上から下へコピペしちゃってください!
で、次は出勤と退勤と休憩の時間を入力します。ちなみに、ここの会社の所定労働時間は8時から17時まで(1時間休憩)の8時間と仮定してます。
セルI6 には G6-F6-H6 と入れます。単純に退勤時刻から出勤時刻と休憩時間を引いてます。ここで、出てきてほしい数値(8:00)にならないことがあります。
このような場合は セルI6を選択し右クリックすると上のような窓が出てきますので
「セルの書式設定」を選択。
ユーザー定義の種類の部分を [h]:mm とします。hだけだと25:00を1:00と表示してしまうので[h]としておきます(>_<)
次は普通残業時間です。
気がついている方もいらっしゃるでしょうけれど青文字で 1:00だの8:00だの22:00が上の方にちらちら見えています。落書きではありません。時間の計算をするときに必要なのです。
1日8時間を超えた部分は時間外労働となりますので、セルJ6 には I6-$H$3(8:00のことです) と入れたいのですが、単純に I6-$H$3と入れると労働時間が7:00だったときはマイナスになってしまいます。($H$3は絶対参照です。覚えていますでしょうか?)
なので、労働時間が8:00より大きいときは I6-$H$3 を返しますという数式を入れます。
IF(条件,条件を満たしているとき返す値,条件を満たしていないとき返す値)となるので、
セルJ6 には IF(I6>$H$3,I6-$H$3,0)
これで普通残業時間の計算式はOKです。セルの書式設定をお忘れなく・・・。
長くなってきたので続きは次回 m(_ _)m
※面倒だな~と思ってしまった場合・・・当事務所では作成サポート、もしくは作成業務を承っておりますのでご相談ください。
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